B-A


Aを選択】



ルディ

「陸地の階一でかいプラネタリウムに行ってみるか?」


ジョシュア

「プラネタリウムか。いいね。お願いするよ」



アタシたちはプラネタリウムの方へと歩いて行った。



+++++



プラネタリウムの前にやってくる。

少し行列ができていたが、入れないことはない。



ルディ

「アタシ、ここ入ったことないんだよね」


ジョシュア

「そうなの?」


ルディ

「星空なんて普段でも見れるのに、わざわざ人口の光で再現するのがよく分からなくって」


ジョシュア

「でも、僕をここに連れてきてくれたんだ」


ルディ

「この施設ができた時、すっごい行列ができててさ、まぁ今もそれなりに賑わってるんだけど。良いところなんだろうなーとは思ってた」



チケットを買って中に入る。

座り心地のいい椅子に座ると、背もたれを倒すことができた。



ルディ

「おお! これ寝ながら見れるのか!」


ジョシュア

「設備がいいね」



そうこうしていると、プラネタリウムが始まるアナウンスが流れる。

会場がゆっくりと、日が暮れるように暗くなった。



やがて、天井にキラキラと星を模した光が輝き始める。



ルディ

「きれい



素直な感想が漏れた。

人工の光がうんぬんかんぬん言ったが、実際に見てみると、こんなにも綺麗なものなのか。

普段見ている星空より、綺麗だった。



ジョシュア

「天空の階の星空みたいだ」


ルディ

「え? そうなの? 天空の階って、こんなに星が見えるのか?」


ジョシュア

「うん。空気が澄んでるからね。でもよく、プラネタリウムで再現したなぁ。関心するよ」



人工の星空を眺めるアタシとジョシュア。

アタシはふと、周囲を見た。



ルディ

「!」



プラネタリウムに来ているの人ってカップルが多いな、とは思ってたが

なんか、手とか繋いだり、寄り添ったりしてる人、多くない??



ルディ

ジョシュア」


ジョシュア

「ん?」


ルディ

「プラネタリウムってさ、カップルがイチャイチャするとこなのか?」


ジョシュア

「何を言い出すかと思えばまぁ定番な場所ではあるよね」


ルディ

「マジか



アタシたちは恋人ではないが

ジョシュアとそういう空間に来てしまったことに、気恥ずかしくなる。



ジョシュア

「あぁ、僕はそういうの気にしないから、安心して」


ルディ

「う、うん」



周囲のラブラブな雰囲気に気圧されながら、アタシはプラネタリウムを眺めるのだった。



+++++



気が気でない時間を終えて。

アタシたちはプラネタリウムから出た。

時刻は午後5時すぎである。



ジョシュア

「ルディさん、ありがとう。おかげで充実した一日だったよ」


ルディ

「なら良かったよ。明日も、だよな?」


ジョシュア

「うん。よろしくお願いします」



ジョシュアは軽く頭を下げた。



ジョシュア

「僕は晩御飯を食べて宿に戻るよ。明日の10時に、銀の時計塔前でいいかな?」


ルディ

「うん」


ジョシュア

「じゃあ、明日。おやすみなさい」



ジョシュアは背を向けて歩いていく。



アタシは